2015年 03月 17日

Devil降臨

その日も、イスズミを狙っていた。

毎回サカナの活性が高く、イスズミはもちろんのこと、頻繁にクロヒラアジやレディがバイトしランディングしていた。

持参したフライで、その場所で使えるものはとっくに底を尽き、巻いてもすぐにボロボロニされるか切られるため、毎晩酒を煽りながら補充をするのが日課になっていた。


その日も、前夜巻いたフライを結んだ。
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島酒「どなん」を呑みながら巻いた、GotchaどなんSP#4である。




群れるイスズミ目掛けてキャスト、しっかり沈め、リトリーブを開始した瞬間。


ドスッ


と押さえ込む当たり。イスズミの当たりも似たようなものなので、そうだと思い、合わせを入れると魚が反転、一気に走り出した。


イスズミの場合、強烈に走るけどそこは40cmそこそこの魚なのでフライラインが出切るまでに勝負は着く。しかしこのサカナはバッキングまで一気にもっていった。

イスズミでは無い、と判断したものの根に潜る感じがないので、トレバリーのまあまあサイズかと思ってファイト。16lb直結のティペットにやや不安を感じながらも強引に寄せる。

魚体が見えた。シルバーで幅広なサカナだ。荒れ気味で曇天なためはっきりと判別できないが、トレバリー系のような気がした。

もうちょっと寄せた。

背鰭が水面に出た。


・・・


・・・おや?


・・・茶色い?


もう一度水面に浮かせてみた。


・・・あれ?


・・・ヒラアジ系じゃない。


どっかでみたような?



ちょっとドキドキしてきた。



磯場なので手前の小さなサラシの前まで寄せてきたら、完全に魚種がわかった...



心臓が早鐘のように鳴り出した。



適当な出張フィッシングなので、タモも無ければボガも無い。ラインバスケットすらないのに、ここは磯場。
しかも荒れてて波が砕けて頭からかぶりまくるし、岩はすべて尖っている。触れたら一発で終わる。



さらに、サカナの体力が全く落ちない。バットを使って一気に寄せてもすぐに沖に向かって突っ込んでいく。ティペット強度も忘れて締めまくったはずのドラグはクリックみたいだ。


空気を吸わせること数度、やっと隙が少し見えたので、波に乗せ、自分は一気に後ろに下がる。深いタイドプールに足をとられ、ぐしょ濡れになったが関係ない。


目の前に尾鰭が見えた瞬間、思いっきりつかんだ。





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マルコバン様!



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叉長43cm、全長53cm。過去に小さな奴は釣ってたけど、遥かにデカイ。
数字だけ見れば大したことなさそうだが、同じ8番で獲ったことのある70cmのオニヒラ並みの引きだといえば、想像できるだろうか。


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ああ、もうタマラン。決して狙って掛けたわけではないが、嬉しくて叫んじゃった。


タックルデータ
TFO TiCr-X 9ft #8 + Redington Crosswater7/8/9
SA Supreme WF9F , Toray Fluorocarbon 16lb,
Gotcha "Donan SP" #4 Tan

(出張なので安い道具なのです・・・)
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by tpbum | 2015-03-17 22:04 | Flat


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